年賀切手について

年賀切手とは特殊切手のひとつで、その通り年賀状のやり取りのための郵便物に貼る切手のことを言います。

ちなみにパラグアイで1931年~1932年用に発行された年賀切手が世界で始めて年賀切手と言われています。日本で初めて年賀切手が発行されたのは、1935年12月1日で渡辺崋山の「富嶽の図」に松竹梅の囲み枠を配置したデザインとなっています。

当時の額面は1銭5厘でしたが、現在では未使用のバラ切手だと2,000円近くの価値があり、田型やシートだとそれ以上の価値がついています。

現在も年賀切手は郵便局から毎年発行されています。年賀はがきの発行枚数が約30億枚に対して年賀切手は約1400万枚と非常に少ないです。

種類は52円切手、82円切手、52円と82円がセットになった小型シート、そしてあまり知られていませんが、1989年(平成元年)より年賀はがきと同じく年賀切手にも6ケタの数字が付いたお年玉くじ付きタイプのものが発行されています。

このくじ付きタイプの切手を貼ることで、普通のはがきで年賀状を出しても、送った相手にお年玉くじを楽しんでもらうことが可能となります。ちなみに長い間、1等賞金が1万円でしたが、2016年より10万円にアップしています。 額面は52円切手と82円切手に寄付金の3円が上乗せされた55円と85円でで販売されています。

年賀切手の中でも価値が高い切手は先にご紹介した1935年の「富嶽の図」のシートが最も価値が高いと言われており、次いで1950年「応挙の虎」1951年「少女と兎」1952年「翁の面」1953年「三番叟」1954年「三春駒」の小型シートが価値が高いと言われています。基本的に1950年代の小型シートは希少なものが多いようです。

仮に多く年賀切手をお持ちで売却を考えているなら1965年以降の年賀切手は普通に郵便貼って使用したほうが得かもしれませんね。

外国でも年賀切手は発行されている

年賀切手が発行されているのは日本だけでなく中国では1980年、アメリカでは1992年から発行されたりしています。 中国切手の中でも価値が高く有名な「赤猿」は中国で発行された最初の年賀切手ですね。ちなみに「赤猿」は日本だけで呼ばれる名称で、「子ザル」が正式な名称となります。

発行枚数が非常に少ないことから価値が高くシート状態のものだと800万~1000万円の価値があり市場に出回っているバラ切手でも10万円の価値があります。販売当時の郵便局員が販売ノルマとして買われた赤猿が数十年後に買取に出した際、状態が「極上品」ということで1億2500万円の価格が付けられ、切手によってお金持ちになったという凄まじい逸話まであります。

ちなみに、赤猿の未使用美品は金粉が使用されいることもあって、子ザルの顔が金色に輝いているそうです。8という数字が右下に記載されていますが、この8に斜線が付いているものはレプリカになるのでお気を付けください。

このように年賀切手も掘り下げると非常に奥の深い切手と言えます。

中国切手の「赤猿」は別格ですが、販売価格もそこまで高いものは少なく、デザインも非常に凝ったものが多いのでコレクションにも向いている切手と言えるのではないでしょうか。もし興味があれば、切手販売店などで各年代の年賀切手が売ってあるようなので、足を運んでみてください。

そして、もし中国年賀切手の「赤猿」を所有されている方がいるなら、その切手が極上品と呼べるものなら、おお金持ちになれる可能性があるかもしれませんよ。